講談社選書メチエ
本居宣長『古事記伝』を読む 3
著:神野志 隆光
内容紹介
本居宣長の大著『古事記伝』──。厖大・多岐にわたるその注解を、全四十四巻すべて読み通す、画期的シリーズの第3巻、いよいよ登場。第3巻は、二十一之巻から三十一之巻まで、すなわち綏靖天皇から仲哀天皇の下巻まで。三輪山伝説、倭建命の西征東征、神功皇后の新羅征討などをあつかう。
三輪山伝説、倭建(ヤマトタケ)命の西征東征、神功皇后…
たゞ大らかなるぞ、真のありかたにはありける…
宣長は『古事記』になにを読み取ったか!?
本居宣長の大著『古事記伝』──。
厖大・多岐にわたるその注解を、全四十四巻すべて読み通す、画期的シリーズの第3巻、いよいよ登場。
第3巻は、二十一之巻から三十一之巻まで、すなわち綏靖天皇から仲哀天皇の下巻まで。三輪山伝説、倭建命の西征東征、神功皇后の新羅征討などをあつかう。
目次
はじめに
21、『古事記伝』二十一之巻・高岡宮巻、浮穴宮巻、境岡宮巻、掖上宮巻、秋津嶋宮巻、黒田宮巻──綏靖、安寧、懿徳、孝昭、孝安、孝霊天皇の系譜記事
22、『古事記伝』二十二之巻・境原宮巻、伊邪河宮巻──孝元天皇、開化天皇の系譜記事
23、『古事記伝』二十三之巻・水垣宮巻──三輪山伝説
24、『古事記伝』二十四之巻・玉垣宮上巻──沙本毘売・沙本毘古の反逆
25、『古事記伝』二十五之巻・玉垣宮下巻──沙本毘売の後日談
26、『古事記伝』二十六之巻・日代宮一之巻──三人の太子
27、『古事記伝』二十七之巻・日代宮二之巻──倭建命の西征東征
28、『古事記伝』二十八之巻・日代宮三之巻──倭建命の最期
29、『古事記伝』二十九之巻・日代宮四之巻、志賀宮巻──白鳥となった倭建命、成務天皇
30、『古事記伝』三十之巻・訶志比宮上巻──神功皇后の新羅征討
31、『古事記伝』三十一之巻・訶志比宮下巻──「太子」をめぐる物語
あとがき