講談社選書メチエ 486
室町幕府論
著:早島 大祐
紙版
内容紹介
朝廷権力の「肩代わり」から「主体」の政権へ。室町幕府を読み直す画期的論考。100メートルを超える大塔、眩く輝く金張りの仏閣、華やかな祭礼──首都京都の強大な経済力を背景に空前の「大規模造営」を将来した武家政権は、今や朝廷を凌ぐ威光を確立した。弱体政権論を覆し、武家政権が「権力」と「権威」を2つながら掌握してゆく過程を義満時代を中心に描く。(講談社選書メチエ)
朝廷権力の「肩代わり」から「主体」の政権へ
室町幕府を読み直す画期的論考
100メートルを超える大塔、眩く輝く金張りの仏閣、華やかな祭礼──首都京都の強大な経済力を背景に空前の「大規模造営」を将来した武家政権は、今や朝廷を凌ぐ威光を確立した。弱体政権論を覆し、武家政権が「権力」と「権威」を2つながら掌握してゆく過程を義満時代を中心に描く。
目次
第1章 天龍寺――足利尊氏・義詮の時代
第2章 相国寺――足利義満の時代1
第3章 相国寺大塔と北山第――足利義満の時代2
第4章 南北朝期の公武関係――研究史的考察
第5章 復興期の社会――足利義持の時代1
第6章 守護創建禅院――足利義持の時代2