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講談社選書メチエ 323

テクノリテラシーとは何か―巨大事故を読む技術

著:齋藤 了文

紙版

内容紹介

技術の失敗、社会の失敗に何を読み取るか。巨大事故から学び取ることは何なのか。原発、飛行機事故から頻発する医療ミス、銀行のシステムトラブルまで。従来の哲学、法制度では解決できない「人工物」をめぐる問題群。失敗の本質を解き明かし、〈ものづくりの知〉の姿を明らかにする1冊。(講談社選書メチエ)


技術の失敗、社会の失敗に何を読み取るか

巨大事故から学び取ることは何なのか。原発、飛行機事故から頻発する医療ミス、銀行のシステムトラブルまで。従来の哲学、法制度では解決できない「人工物」をめぐる問題群。失敗の本質を解き明かし、<ものづくりの知>の姿を明らかにする1冊。

目次

 第1章 事故とエンジニアという問題領域
 
第1部 人工物が生まれるとき
 第2章 コメット空中分解事故――事故調査と新規開発
 第3章 サリドマイド――新薬の開発と副作用のリスク
第2部 人工物の成熟期
 第4章 ピント車追突事故――人工物の安全性と製造物責任
 第5章 スリーマイル島原発事故――ヒューマンファクター
 第6章 慈恵医大青戸病院医療事故――専門家の位置づけとリスクマネジメント
 第7章 牛肉偽装――表示に関わる情報問題
 第8章 みずほ銀行システムトラブル――情報システムの開発とメンテナンス
第3部 人工物の衰退期
 第9章 新幹線トンネル崩落事故――施工管理と維持管理
 第10章 ボパール=産業事故の起きた町――管理の時間的・空間的拡がり

ISBN:9784062583237
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2005年02月
発売日:2005年02月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TBC