ブルーバックス
体の中の異物「毒」の科学
ふつうの食べものに含まれる危ない物質
著:小城 勝相
内容紹介
ポテトチップに含まれる発がん物質。マーガリンを構成する不飽和脂肪酸。受動喫煙で浴びる活性酸素。野菜や漬け物に含まれる微量ミネラル……。ごくふつうの食生活から無数の毒性物質が取り込まれている!精妙な解毒システムで対抗する人体だが、時には自ら毒物を活性化してしまうことも。食の安全や健康の維持に不可欠な「毒」と「解毒」のサイエンス。
ヒトが口にするものは、すべて毒である――。
医薬品はもちろん、米でさえ毒性物質を含む。
生体が備える解毒システムはどう戦っているのか?
生体異物から見た生命のふしぎ。
ポテトチップに含まれる発がん物質。
マーガリンを構成する不飽和脂肪酸。
受動喫煙で浴びる活性酸素。
野菜や漬け物に含まれる微量ミネラル……。
ごくふつうの食生活から無数の毒性物質が取り込まれている!
精妙な解毒システムで対抗する人体だが、時には自ら毒物を活性化してしまう。
水や塩でさえ健康被害を及ぼしうる一方、ヒ素のような強毒が、少量であれば有用となることも。
食の安全や健康の維持に不可欠な「毒」と「解毒」のサイエンス。
目次
第1章 中毒とは何か――生命科学としての中毒学入門
第2章 生命も毒物も有機化合物でできている
第3章 中毒の科学――化学物質の毒性をどう評価するか
第4章 解毒の科学――侵入した異物はどう退治されるか
第5章 無機物の毒性
第6章 “毒”としての放射性物質をどう考えるか
第7章 毒性を発揮するさまざまな物質
第8章 がんを引き起こす毒物
第9章 中毒学から考えるアレルギー
第10章 毒を封じる社会制度――食の安全を確保するために
ISBN:9784062579964
。出版社:講談社
。判型:新書
。ページ数:288ページ
。定価:1080円(本体)
。発行年月日:2016年12月
。発売日:2016年12月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD。