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ブルーバックス

不妊治療を考えたら読む本

科学でわかる「妊娠への近道」

著:浅田 義正
著:河合 蘭

紙版

内容紹介

知っていますか? じつは日本は、世界でいちばん「妊娠できない不妊治療」が行われている国なのです。本書では、誰も教えてくれなかった「妊娠への近道」を解説します!「検査で異常なし=すぐ妊娠できる」は間違い/もっとも妊娠しやすいのは「排卵日2日前」/胚を凍結したほうが妊娠率があがる/「身体に優しい治療」は妊娠率が低い/治療施設が公開している高い妊娠率のカラクリ/費用や通院回数も詳しく解説


「このままで本当に妊娠できる?」
――3万人の疑問に答えた「妊活本 決定版」!

知っていますか?
体外受精の実施件数は世界一なのに、出産率は世界最低
――じつは日本は、世界でいちばん「妊娠できない不妊治療」が行われている国なのです。


治療をしても妊娠できないのはなぜなのか?
第1線の専門医と出産ジャーナリストが、科学的根拠のある「妊娠のコツ」を解説します。
不妊治療を始めようか迷っている人から、治療に行き詰まっている人までの必読書。
誰も教えてくれなかった「妊娠への近道」がわかります。

・限られた「時間」と「お金」の使い方が結果を左右する
・治療施設が公開している高い妊娠率のカラクリ
・「検査で異常なし=すぐ妊娠できる」は間違い
・「身体に優しい治療」は妊娠率が低い
・もっとも妊娠しやすいのは「排卵日2日前」
・胚を凍結したほうが妊娠率があがる
・顕微授精では、精子が1個しか得られなくても妊娠が可能
・大切なのは「自然な方法」ではなく「自分に合った方法」を見つけること
・卵子はたくさん採れても質は落ちない
・「卵子の在庫がわかる検査」は、結果がゼロでも妊娠できる
・「基礎体温計測」は超音波も血液検査もなかった昔の妊活
・「痛くない卵管造影検査」もある
・排卵誘発剤の副作用は、激減している
・費用や通院回数もよくわかる!
……最新研究からみた、妊娠するために「本当に必要なこと」とは?

第1章 不妊治療大国・日本の現実 --治療を受けても妊娠できない国だった?
第2章 命のはじまり --ここまでわかってきた卵子の世界
第3章 不妊検査の最新事情
第4章 一般不妊治療と卵巣刺激法
第5章 体外受精と顕微授精
第6章 胚の移植と凍結

目次

はじめに
巻頭付録 妊娠にかかわるさまざまなホルモン
第1章 不妊治療大国・日本の現実
第2章 命のはじまり
第3章 不妊検査の最新事情
第4章 一般不妊治療と卵巣刺激法
第5章 体外受精と顕微授精
第6章 胚の移植と凍結
おわりに

著者略歴

著:浅田 義正
医学博士、医療法人浅田レディースクリニック理事長。1954年、愛知県生まれ。名古屋大学医学部卒業。名古屋大学医学部産婦人科助手などを経て、米国で顕微授精の研究に携わり、95年、名古屋大学医学部附属病院分院にて、TESE(精巣内精子回収術)を用いたICSI(卵細胞質内精子注入法)による日本初の妊娠例を報告する。2004年、不妊治療専門の浅田レディースクリニック(現・浅田レディース勝川クリニック)を開院、2010年に浅田レディース名古屋駅前クリニックを開院。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。米国生殖医学会、欧州ヒト生殖医学会等の会員。著書に『もう悩まない、赤ちゃんはきっと授かる』(現代書林)など多数。
著:河合 蘭
妊娠・出産、不妊治療・新生児医療を取材してきた日本で唯一の出産ジャーナリスト。1959年、東京都生まれ。カメラマンとして活動した後、86年より出産関連の執筆活動を始める。国立大学法人東京医科歯科大学、聖路加国際大学大学院、日本赤十字社助産師学校非常勤講師も務める。著書に『未妊――「産む」と決められない』(NHK出版)、『卵子老化の真実』(文春新書)など多数。2016年に『出生前診断――出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』(朝日新書)で科学ジャーナリスト賞を受賞。

ISBN:9784062579766
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2016年07月
発売日:2016年07月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MKC