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ブルーバックス

研究を深める5つの問い

「科学」の転換期における研究者思考

著:宮野 公樹

紙版

内容紹介

科学や技術を取り巻く状況が変化していくなか、研究者はどのように考え、行動すべきなのか。それらの根源となる「研究者思考」を自力で探究できるようにするのが本書である。1000件を超すプレゼン指導経験から著者が見いだした「研究の本質」について、未来ある若手研究者に向けてわかりやすい言葉で問いかけながら案内する。(ブルーバックス・2015年4月刊)


科学や技術に対する社会の信頼が揺らいでいます。このような時代において、これまでと同じように「論文を書いていればいい」「自分の専門領域を対象とした研究をがんばればいい」というだけでは、優れた研究成果をあげることが難しくなっています。では、研究者はどのように考え、行動すべきでしょうか。その根源となる「研究者思考」を、研究者自身で探究できるようにするのが本書です。
スライドやポスターの添削など、これまで1000件を超すプレゼン指導経験から著者が見いだした「研究の本質」について、未来ある若手研究者に向けてわかりやすい言葉で問いかけながら案内していきます。

目次

はじめに
【問い1】 誰をライバルと想定して研究していますか?
(学問領域細分化傾向へのアンチテーゼ)
【問い2】 あなたの本当の目的はなんですか?
(妄信的、または無思考的個別主義へのアンチテーゼ)
【問い3】 論文を書こうと思っていませんか?
(論文至上主義へのアンチテーゼ)
【問い4】 「科学」を妄信していませんか?
(科学至上主義へのアンチテーゼ)
【問い5】 研究者として「自分」を鍛えていますか?
(本書のまとめにかえてのプロフェッショナル実践論)
エピローグ 次なる時代の科学は

ISBN:9784062579100
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:192ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2015年04月
発売日:2015年04月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PD