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キリの理容室

著:上野 歩

紙版

内容紹介

神野キリ、20歳。夢は理容師になって人気店を開くこと。自分と父親を捨てて男と出ていった理容師の母親を見返すため、理容専門学校を卒業したキリ。千恵子が一人で切り盛りする理容店で修業することになるが、雑用ばかりの毎日。幼なじみの淳平は毎日のように実家に来るし、理容学校の同級生のアタルの存在も気になり始めて――。衰退産業だなんて言わせない、床屋さん業界に理容女子が革命を起こします!


「この本を読んだ後、勇気を出して理容室に行き、初めて顔剃りをしてもらった。それまでの床屋さんのイメージが変わりました。」――荻上直子さん(映画監督)

「こんな理容師さんに、髪を切ってほしい。自分の仕事に強いこだわりをもつ、ハサミのプロ。若くても、うまくいかなくても、空振りしても、かっこいい。」――華恵さん(モデル、エッセイスト)


神野キリ、20歳。夢は理容師になって人気店を開くこと。

お金を稼げて、女性も通える理容店を開いて、自分と父親を捨てて男と出ていった理容師の母親を見返すため、理容専門学校を卒業したキリ。カットが下手なキリは、千恵子が一人で切り盛りするバーバーチーで修業することになるが、雑用ばかりの毎日。幼なじみの淳平は毎日のように実家に来るし、理容学校の同級生のアタルの存在も気になり始めて――。

衰退産業だなんて言わせない、床屋さん業界に理容女子が革命を起こします!

著者略歴

著:上野 歩
上野歩(うえの・あゆむ)
1962年、東京都生まれ。専修大学文学部国文学科卒業。94年に『恋人といっしょになるでしょう』で第7回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。著書に『鳴物師 音無ゆかり 依頼人の言霊』『削り屋』『わたし、型屋の社長になります』『墨田区吾嬬町発ブラックホール行き』『探偵太宰治』などがある。

ISBN:9784062210874
出版社:講談社
判型:4-6変
ページ数:322ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2018年05月
発売日:2018年05月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ