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オンナの値段

著:鈴木 涼美

紙版

内容紹介

かつて「文春砲」の餌食になった元日本経済新聞記者にして、元AV女優(東京大学大学院及び慶應義塾大学SFC卒)の気鋭の文筆家が聞き出した、夜のオンナたちの桁外れな、ときに地に足のついた「お金の稼ぎ方&使い方」。


わたしたちはお金を愛し、
お金と喧嘩し、
お金に絶望しながら、
お金を求めてきた。

かつて「文春砲」の餌食になった元日本経済新聞記者にして、元AV女優(東京大学大学院及び慶應義塾大学SFC卒)の気鋭の文筆家、鈴木涼美。
実は彼女、学生時代からキャバクラ嬢や銀座のクラブホステスのアルバイトをしていて、いわゆる「夜職」の人脈が半端なく広い。
そんな彼女が、夜のオンナたちの桁外れな、ときに地に足のついた「お金の稼ぎ方&使い方」について根掘り葉掘り聞き出し、
なぜ彼女たちは、そんな風にお金を稼ぎ、使うのか、その深層心理を探った。
欲しいものがあるから稼ぐのをやめられないのか? 
稼ぐのがやめられないから欲しいものを探してるのか? 
彼女たちを突き動かすものの正体は? 

・4年間で8000万稼ぎ、すべて使い切った女子大生風俗嬢。
・ホストクラブで一晩で1600万使ったキャバ嬢のプライド。
・母乳風俗で月80万を稼ぎ、子どもを育てるシングルママ。
・二軒掛け持ちの高級ソープ嬢として、まったくお金に困っていないのに、さらに空いた時間にデリヘル勤務するワーカーホリック。

などなど、お金と幸せと若さを持て余して迷走しまくっている、愛すべきオンナたち総勢30名以上が登場。
私たちの人生と切っても切り離せない「お金」について、今一度考えさせられる「オンナの現代資本主義論」!




元日本経済新聞記者にして、元AV女優(東京大学大学院及び慶應義塾大学SFC卒)の気鋭の文筆家、鈴木涼美による「オンナの現代資本主義論」。

目次

はじめに
値札という名の服を着て
第1章 底なし高収入
第2章 美しければ美しいほど価値が上がる
第3章 パンツでも母乳でも
第4章 浪費という快楽
第5章 お仕事ではないシゴト
第6章 お金で買える愛がある
第7章 プライドはお金で買える?
おわりに

著者略歴

著:鈴木 涼美
1983年、東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。2009年、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。専攻は社会学。日本経済新聞社に記者として5年半勤めた後、文筆業へ。著書に『AV女優の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)、『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎文庫、17年7月に映画化)、『愛と子宮に花束を 夜のオネエサンの母娘論』(幻冬舎)、『おじさんメモリアル』(扶桑社)など。

ISBN:9784062208871
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:266ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2017年12月
発売日:2017年12月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS