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無意識の力を伸ばす8つの講義

実践・脳を活かす幸福学

著:前野 隆司

紙版

内容紹介

ポジティブ心理学をはじめ、今、世界の名門大学で研究されている幸福学。慶應義塾大大学院では著者の前野隆司氏を先頭に、日々実証を積み重ねています。幸せの4つの因子によってレジリエンス(折れない心)を高め、ストレスを低減するワークや、人間関係を改善するメタ認知イメージワーク、マインドフルネスなどの共同研究のほか、コーチング、U理論、仏教などの知見を集大成して、実践法を完成して1冊にまとめたのが本書です。


「誰でも秘めた力がある」
ひとつひとつの質問が、あなたの中の力を発掘します。
脳科学、ロボット学者から幸福学研究の第一人者となった著者による、学生・社会人をつぎつぎ変えた講座が1冊の本になりました!

ポジティブ心理学をはじめ、今、世界の名門大学で研究されている幸福学。慶應義塾大大学院では著者を先頭に、日々実証を積み重ねています。
「どうすれば人は幸せになれるのか」。幸せの4つの因子によってレジリエンス(折れない心)を高め、ストレスを低減するハッピーワークショップや、人間関係を改善するメタ認知イメージワーク、マインドフルネスなどの共同研究のほか、コーチング、U理論、仏教などの知見を集大成し、効果的な実践法が見いだされました。ぜひ自分でわくわくしながら試してみてください。

8つのテストや診断があなたの隠された力を発掘していきます。
1 性格を知る あなたの強み・弱み
2 性格を知る あなたの本当の個性
3 心の幸せを測る16の質問
4 レジリエンス(回復力・適応力の強さ)度
5 幸せの基礎となる自分や他人への受容度
6 幸せの4つの因子を向上させるワーク
7 活力を取り戻すマインドフルネス瞑想
8 人間関係をメタ認知で解決するワーク

本書で唱える「人間万能仮説」とは、人はもともと欠けるところのない存在だということ。ところが、なぜみな万能でないのでしょう。それは環境や自分自身がその力にフタをしてしまうから。
――「学習性無力感」(どうせやっても無駄)、「学習性無能感」(自分の能力なんてこんなもの)、「学習性問題解決能力欠乏感」(どうせ自分にはこの困難を解決できない)、「学習性夢欠乏症」(かなわない夢なんて持っても無駄)、「学習性幸せ拒絶反応」(どうせ私はそんなに幸せにはなれない)。
本書のワークをとおして、これら無意識に刷り込まれた「どうせ」が超えられます。ポテンシャルを上げる、一生の底力となる実践の書。

目次

はじめに――あなたの隠された力を引き出したい
Lesson1 人間万能仮説――自分のポテンシャルを発見する
Lesson2 自分を知る――まず、性格や強み弱みを診断
Lesson3 幸福力とレジリエンス――最大の強み幸せ因子を測る16の質問
Lesson4 自分YES他人YESか――心の「受容度」診断
Lesson5 生き方が楽になる――ハッピーワークショップ
Lesson6 今を生きる――マインドフルネスで心が定まる
Lesson7 人間関係の悩み――自己解決のイメージワーク
Lesson8 体と脳の奇跡――自分の能力を使いこなす最後のレッスン
おわりに――あなたが幸せなら周りも幸せになる
巻末付録――幸福度をさらに向上するための50の方法

著者略歴

著:前野 隆司
前野隆司――まえの・たかし 
1962年、山口県生まれ。東京工業大学卒。同大学大学院修士課程修了。キヤノン株式会社入社。カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、ハーバード大学客員教授、慶應義塾大学理工学部教授など歴任。現在、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授。博士(工学)。ロボットや脳科学の研究を経て、「人間にかかわるシステムならばすべて対象」「人類にとって必要なものを創造的にデザインする」という方針のもと、理工学から心理学、社会学、哲学まで、分野を横断して研究。幸福学の日本での第一人者として、個人や企業、地域と各フェーズで活動。著書には、『脳はなぜ「心」を作ったのか 「私」の謎を解く受動意識仮説』(ちくま文庫)、『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』(講談社現代新書)、『実践 ポジティブ心理学』(PHP新書)ほか多数。

ISBN:9784062208154
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:250ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2017年09月
発売日:2017年09月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP