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紅城奇譚

著:鳥飼 否宇

紙版

内容紹介

16世紀中頃。九州は大友、龍造寺、島津の三氏鼎立状態となっていた。そんななか、三氏も手を出せない国ーー勇猛果敢で「鬼」と恐れられた鷹生氏一族の支配地域があった。その居城、血のように燃える色をした紅城で、次々と起こる摩訶不思議な事件。消えた正室の首、忽然と現れた毒盃、殺戮を繰り返す悪魔の矢、そして天守の密室……。眉目秀麗な、鷹生氏の腹心・弓削月之丞が真相解明に挑む!


奇想、天を焦がし、城を堕とす。

ときは戦国。九州に、謎と血にまみれた城があった――。

織田信長が天下統一をもくろみ、各地の戦国大名を次々と征伐していた16世紀中頃。九州は大友、龍造寺、島津の三氏鼎立状態となっていた。そんななか、三氏も手を出せない国ーー勇猛果敢で「鬼」と恐れられた鷹生氏一族の支配地域があった。その居城、血のように燃える色をした紅城で、次々と起こる摩訶不思議な事件。消えた正室の首、忽然と現れた毒盃、殺戮を繰り返す悪魔の矢、そして天守の密室……。眉目秀麗な、鷹生氏の腹心・弓削月之丞が真相解明に挑む!

目次



 破の壱 妻妾の策略
 破の弐 暴君の毒死
 破の参 一族の非業
 破の肆 天守の密室

著者略歴

著:鳥飼 否宇
鳥飼否宇(とりかい・ひう)
九州大学理学部卒業。編集者を経て第21回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞し『中空』でデビュー。現在は奄美大島に在住。NPO法人奄美野鳥の会の現会長。
観察者<ウォッチャー>の鳶山久志と写真家の猫田夏海を主人公とした観察者シリーズを書き継ぐ一方で、『――的』というタイトルの綾鹿(あやか)市シリーズに代表されるような奇想の炸裂した作品もたびたび上梓している。また、碇卯人名義で、相棒シリーズのノベライズも執筆している。2016年『死と砂時計』で第16回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞。

ISBN:9784062206525
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2017年07月
発売日:2017年07月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ