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人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか

著:池上 高志
著:石黒 浩

紙版

内容紹介

爆発的な技術進化の時代、「明日」はどうなっているのだろう? 人工生命×アンドロイド、白熱の議論と「機械人間オルタ」の全貌。


「生身の肉体」は「人間」の条件から外れつつある――石黒浩

シンギュラリティとは、人間が変わっていくことである――池上高志

数年後、われわれの世界認識は今とどのくらい変わっているだろうか。
人工生命やアンドロイドと暮らす未来は、すぐ近くまで来ている。
人間の制約を取り払い、なお「人間」であるとはどういうことか?
爆発的な技術進化の時代の、「明日」の考え方。

目次

はじめに
1――石黒浩
 時間――三次元から自由になるために
知能――世界のモデル化     
 機械化――人間がアンドロイドになるとき  
 対話――進化の逆問題
 社会――ロボットの社会性
 意識――「私」をめぐる哲学
機械人間オルタ
 オルタの開発
対話――機械人間
 オルタの解剖学
対話――生命をつくるもの
2――池上高志
意識――インターネットは脳になれるか
 対話――一〇〇年後のチューリング・テスト
 社会――人工生命化する社会
 機械化――人工知能と次元の溢れ
 知能――生命の計算
 時間――脳がつくる時間発展
あとがき

著者略歴

著:池上 高志
池上高志(いけがみ たかし)
1961年、長野県生まれ。複雑系・人工生命研究。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士(物理学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。人工生命(ALIFE)に新たな境地を切り拓き、研究を世界的に牽引。アート作品でも注目される。著書に『動きが生命をつくる』『生命のサンドイッチ理論』など。
著:石黒 浩
石黒浩(いしぐろ ひろし)
1963年、滋賀県生まれ。ロボット研究。大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。現在、大阪大学大学院基礎工学研究科教授(特別教授)。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。人間酷似型ロボット(アンドロイド)研究開発の第一人者として世界的に注目される。著書に『ロボットとは何か』『アンドロイドは人間になれるか』など。

ISBN:9784062203852
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2016年12月
発売日:2016年12月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:UY