人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか
著:池上 高志
著:石黒 浩
紙版
内容紹介
爆発的な技術進化の時代、「明日」はどうなっているのだろう? 人工生命×アンドロイド、白熱の議論と「機械人間オルタ」の全貌。
「生身の肉体」は「人間」の条件から外れつつある――石黒浩
シンギュラリティとは、人間が変わっていくことである――池上高志
数年後、われわれの世界認識は今とどのくらい変わっているだろうか。
人工生命やアンドロイドと暮らす未来は、すぐ近くまで来ている。
人間の制約を取り払い、なお「人間」であるとはどういうことか?
爆発的な技術進化の時代の、「明日」の考え方。
目次
はじめに
1――石黒浩
時間――三次元から自由になるために
知能――世界のモデル化
機械化――人間がアンドロイドになるとき
対話――進化の逆問題
社会――ロボットの社会性
意識――「私」をめぐる哲学
機械人間オルタ
オルタの開発
対話――機械人間
オルタの解剖学
対話――生命をつくるもの
2――池上高志
意識――インターネットは脳になれるか
対話――一〇〇年後のチューリング・テスト
社会――人工生命化する社会
機械化――人工知能と次元の溢れ
知能――生命の計算
時間――脳がつくる時間発展
あとがき