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なぜイギリス人は貯金500万円で幸せに暮らせるのか?

イギリス式 中流老後のつくり方

著:井形 慶子

紙版

内容紹介

用意周到に備えなければ、老後の暮らしが破綻してしまうと感じる日本人。いくら貯金があってもまとわりつく、老後への不安は、ますます強くなるばかり。対して、イギリス人の老後への思いは、なんとも大らかで、お金の心配とはほぼ無縁であった。日本人とは比較にならないほど、少ない貯金額にもかかわらず、である。彼らの生活ぶりを通して、イギリス式の中流老後を紐解き、お金に左右されない幸せな老後のヒントを探る。


お金に困らない老後を送るために。

現役を退いた後、用意周到に備えなければ、老後の暮らしが破綻してしまうと感じる日本人。「長生きリスク」という言葉もささやかれる中、いくら貯金があってもまとわりつく老後への不安は、ますます強くなる。対して、30年以上の渡英経験のある著者が見てきたイギリス人の老後への思いは、なんとも大らかで、お金の心配とはほぼ無縁であった。預金額が9000ポンド(約140万円)未満の割合は実に40%強と日本人とは比較にならないほど、限られたお金しか持っていないにもかかわらず、である。
「イギリス人は今日を生き、日本人はリタイア後を思いあぐねる」
著者が取材したあるイギリス人はこう語る。
急場をしのぐための貯金と、暮らしのダウンサイジング。贅沢はできないけれど、幸せが感じられる毎日。それはどのようなものか。著者が取材したシニア世代のイギリス人たちの生活ぶりを通して、家族や友人との付き合い方、地域活動への参加、習慣、思考などを紹介し、イギリス式の中流老後を紐解いていく。
EU離脱を決め、これからシステムも変わっていくであろうイギリスと日本の社会の仕組みの違いは認めつつも、不安が付きまとう日本の老後生活が、心豊かな自分らしい日々になりうるヒントを探る。

第一章 自分のしたいことを示せば、家族との良い関係が生まれる
・90歳、公営住宅一人暮らしの美しい習慣
・60代でも住宅ローンで古い校舎に住み、ティールームを起業
・廃屋の生前贈与で財テクのリタイアメントライフ
・いつも家族に寄り添い、お茶を入れる大切さ
第二章 パートナーも仕事も第2の人生は変わっていい
・元女優の、フランス移住の段取り
・ウェールズの町会議員になった日本人の情熱的老後
・初恋の人と再婚。愛される女性の条件
・元エリートが高齢者向け便利屋になった理由
第三章 自分らしい老後設計は「貯金」より「習慣」が決め手
・老後を幸せにする7つの習慣
・家族より老後を助け合う友
・老親との二人暮らしの意外なメリット
・高級老人ホームか、自由な一人暮らしか

目次

第一章 自分のしたいことを示せば、家族との良い関係が生まれる
・90歳、公営住宅一人暮らしの美しい習慣
・60代でも住宅ローンで古い校舎に住み、ティールームを起業
・廃屋の生前贈与で財テクのリタイアメントライフ
・いつも家族に寄り添い、お茶を入れる大切さ
第二章 パートナーも仕事も第2の人生は変わっていい
・元女優の、フランス移住の段取り
・ウェールズの町会議員になった日本人の情熱的老後
・初恋の人と再婚。愛される女性の条件
・元エリートが高齢者向け便利屋になった理由
第三章 自分らしい老後設計は「貯金」より「習慣」が決め手
・老後を幸せにする7つの習慣
・家族より老後を助け合う友
・老親との二人暮らしの意外なメリット
・高級老人ホームか、自由な一人暮らしか

著者略歴

著:井形 慶子
長崎県に生まれる。大学在学中から出版社でインテリア雑誌の編集に携わる。28歳で独立、出版社を興し、イギリスの暮らしをテーマにした情報誌『ミスター・パートナー』を創刊、編集長となる。30年以上の渡英経験から、イギリスについてのエッセイを執筆。著書に『イギリス式 「おばあちゃんの知恵」で心地よく暮らす』(講談社)、『雑貨・服 イギリス買い付け旅日記』(筑摩書房)、『今すぐ会社をやめても困らないお金の管理術』(集英社)、『イギリス式 お金をかけず楽しく生きる』、『イギリス式 月収20万円で愉しく暮らす』(講談社+α文庫)が話題に。社団法人 日本外国特派員協会会員。

ISBN:9784062202428
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2016年09月
発売日:2016年09月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS