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水の都 黄金の国

著:三木 笙子

紙版

内容紹介

海に浮かぶ街、ヴェネツィア。この地で友を亡くし、同じ悲しみを知る君と出会った。――時は明治。日本語講師としてイタリアに赴任した誠次郎は、下宿先の料理店で働く美青年・ルカとともに、迷宮都市で起きる様々な怪事件にかかわることになって――?


海に浮かぶ街、ヴェネツィア。
この地で友を亡くし、同じ悲しみを知る君と出会った。

時は明治。日本語講師としてイタリアに赴任した誠次郎は、下宿先の料理店で働く美青年・ルカとともに、迷宮都市で起きる様々な怪事件にかかわることになって――?

水上都市で起きる難事件を、二人は“智慧”と“情”で解き明かす。
マルコ・ポーロのように東方で財を成した大富豪が、見初めた花売り娘を探す「黄金の国」
ゴンドラに乗った仮面姿の怪人が、金貨をばら撒くという「水の都の怪人」
“カサノヴァ”とあだ名された男が、魚雷の設計図を盗んで消える「錬金術師の夢」
“ガリレオの望遠鏡”を逆さにのぞいたせいで失踪した米国人を探す「新地動説」

温かくて切ないミステリー

目次

第一話 黄金の国
第二話 水の都の怪人
第三話 錬金術師の夢
第四話 新地動説
エピローグ

著者略歴

著:三木 笙子
1975年生まれ。秋田県出身。2008年、第2回ミステリーズ!新人賞最終候補作になった短編「点灯人」を改稿、連作化した短編集『人魚は空に還る』でデビュー。同作は明治の世を舞台にしたミステリーで、魅力的な登場人物と物語で人気を集め、「帝都探偵絵図」シリーズとしてシリーズ化を果たす。著書に同シリーズの『世界記憶コンクール』、『人形遣いの影盗み』がある。

ISBN:9784062201513
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:232ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2016年07月
発売日:2016年07月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ