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刑事群像

著:香納 諒一

紙版

内容紹介

路上で発見された女性の全裸遺体。捜査一課七係強行班が動き始める。被害者は経営コンサルタントの坂上実咲。その名前は刑事たちに、二年前の痛恨の記憶を呼び起こす。被害者の身辺を洗う中、二年前の事件で辞職した元刑事・沢崎の名前が挙がった。やがて捜査一課は、中本班・強行班の二班合同体制をとる。被害者の周囲に蠢く人間と欲望、刑事たちの思惑と記憶。警察小説の名手が満を持して放つ、捜査一課シリーズ最高傑作!


大田区の路上で発見された女性の全裸遺体。殺人事件として捜査一課七係強行班が動き始める。被害者は経営コンサルタントの坂上実咲。その名前は、捜査一課に二年前の痛恨の記憶としてのこる「金融ブローカー殺害事件」を呼び起こした。
被害者の身辺調査を進める中で、二年前の事件をきっかけに辞職した捜査一課中本班の元刑事・沢崎の名前が挙がった。
奔放な被害者の異性関係、捜査は難航する中、捜査一課は、中本班・強行班の二班合同体制をとる。
愛人の会社社長、山代組、ホスト、婚約者、覚醒剤の売人……被害者のまわりに蠢く人間たちと欲望、刑事同士の思惑……、二年前の記憶と闇に消えたもの。
女が最後まで守り続けた光とは。
刑事たちは、何を求め、何を探し続けるのか。警察小説の名手が満を持して放つ、捜査一課シリーズ最高傑作!

警察小説の名手が満を持して放つ、捜査一課シリーズ最高傑作!

目次

 

著者略歴

著:香納 諒一
一九六三年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
出版社に勤務するかたわら小説を執筆し、一九九一年、「ハミングで二番まで」で第一三回小説推理新人賞を受賞しデビュー。一九九九年、『幻の女』で第五二回日本推理作家協会賞を受賞。二〇〇七年には『贄の夜会』が『このミステリーがすごい!』にランクインした。
ハードボイルド、警察小説、青春小説など幅広い分野で活躍している。近著に『心に霧の降りしきる』『女警察署長 K・S・P』『幸』『無縁旅人』などがある。

ISBN:9784062193856
出版社:講談社
判型:4-6変
ページ数:324ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2015年02月
発売日:2015年02月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ