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まるまるの毬(いが)

著:西條 奈加

紙版

内容紹介

お君ちゃん、今日の菓子はなんだい?江戸は麹町の菓子舗「南星屋」。繁盛の理由は、ここでしか買えない日本全国、名菓の数々。若い時分に全国修業に出、主の治兵衛が自ら歩いて覚えた賜物である。娘のお永、孫のお君と親子三代、千客万来。でもこの一家、実はある秘密を抱えていて……。思わず頬がおちる、読み味絶品の時代小説!


お君ちゃん、今日の菓子はなんだい?

江戸は麹町の菓子舗「南星屋」。
繁盛の理由は、ここでしか買えない日本全国、名菓の数々。
若い時分に全国修業に出、主の治兵衛が自ら歩いて覚えた賜物である。
娘のお永、孫のお君と親子三代、千客万来。
でもこの一家、実はある秘密を抱えていて……。
思わず頬がおちる、読み味絶品の時代小説!

「たかが菓子だ。そんな大げさなものじゃねえさ」
武士から転身した変わり種
諸国の菓子に通ずる店の主・治兵衛

「お団子みたく、気持ちのまあるい女の子になりなさい」
菓子のことなら何でもござれ
驚異の記憶力を持つ出戻り娘・お永

「お菓子って、面白いわね、おじいちゃん」
ただいま花嫁修行中!
ご存じ、南星屋の”看板娘”・お君

目次

カスドース
若みどり
まるまるの毬
大鶉
梅枝
松の風
南天月

著者略歴

著:西條 奈加
1964年北海道生まれ。2005年、架空の江戸の町を舞台にした『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。2012年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞。時代小説から現代小説、SFまで幅広い作風を持ち、斬新な趣向と爽やかな人情味が魅力の、いま最も注目される小説家。
近著に『朱龍哭く 弁天観音よろず始末記』『千年鬼』『三途の川で落としもの』『いつもが消えた日 お蔦さんの神楽坂日記』『上野池之端 鱗や繁盛記』がある。

ISBN:9784062189903
出版社:講談社
判型:4-6変
ページ数:302ページ
定価:1450円(本体)
発行年月日:2014年06月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ