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歴史の温もり

安岡章太郎歴史文集

著:安岡 章太郎

紙版

内容紹介

明治維新から現代まで、日本人の心層に脈々と流れ続ける普遍的なものを見続けた時代と人間を描く歴史エッセイ集。

目次

 

著者略歴

著:安岡 章太郎
1920年生まれ、2013年没。日本芸術院会員。高知県出身、昭和28年「悪い仲間」「陰気な愉しみ」で芥川賞受賞。また、「海辺の光景」「僕の昭和史」で野間文芸賞を二度受賞している。遠藤周作、小島信夫、吉行淳之介、庄野潤三などと「第三の新人」呼ばれ、戦後の小説家を代表するひとりでもある。初期の作品は、「落第生、不良」のイメージで語られることが多いが、後年は日本の近代への深い研究と考察を持って、自身の先祖が関わった幕末、明治維新を扱った代表作『流離譚』、また、中里介山の『大菩薩峠』を読み込むことによる『果てもない道中記』があり近代黎明期の日本人のあり方を次々と作品化していく。パリ万博に参加した日本のサーカス団を題材にする『世紀末大サーカス』などの長篇エッセイもあり、また、自身の体験を綴ることによって「昭和」の意味を明らかにした『僕の昭和史』のように一貫して独自の歴史意識を持ちつづけた。井伏鱒二氏、小林秀雄氏などとも交流があり、豊かな文学性の上に立った、対談の名手でもあった。

ISBN:9784062186421
出版社:講談社
判型:A5変
ページ数:382ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2013年12月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ