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福島原発事故はなぜ起こったか

政府事故調核心解説

著:畑村 洋太郎
著:安部 誠治
著:淵上 正朗

紙版

内容紹介

被害を拡大させた政府・東電・自治体の判断の誤りとは?メディアの誤解とは何か?   いまなお続く避難・除染の本当の悲劇とは? 畑村委員長はじめ、政府事故調の中心メンバーだった3人の著者が、膨大な調査報告書をベースに、報告書に書けなかった独自の視点も入れ、事故の核心に迫る!! 原発再稼働、進まない除染の問題にも一石を投じる書。


被害を拡大させた政府・東電・自治体の判断の誤りとは?
メディアの誤解とは何か?   
いまなお続く避難・除染の本当の悲劇とは? 

畑村委員長はじめ、政府事故調の中心メンバーだった3人の著者が、
膨大な調査報告書をベースに、
報告書に書けなかった独自の視点も入れ、
事故の核心に迫る!! 

原発再稼働、進まない除染の問題にも一石を投じる決定版!

目次

第1章 東日本大震災と福島第一原発事故    
     原子力安全・災害対策の制度と仕組み/政府事故調の設置と活動 etc.
第2章 福島第一原発で起こったこと   
津波襲来から電源喪失までの経緯/事故は避けられたのか etc.
第3章 政府と地方自治体の失敗 
事前対策の不備/政府の緊急時対応の問題点 etc.
第4章 東京電力の失敗と安全文化 
東京電力の津波評価/東京電力の組織的問題 etc.
第5章 なぜ被害が拡大したか  
避難がもたらすもの/除染は可能か etc.
第6章 福島事故の教訓をどう生かすか
委員長所感/再稼働をどう考えるか etc.

著者略歴

著:畑村 洋太郎
東京電力事故福島原子力発電所における事故調査・検証委員会 元委員長
消費者安全調査委員会 委員長、東京大学名誉教授、工学博士
1941年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。東京大学教授を経て現職。専門は創造学、失敗学、危険学。著書に『失敗学のすすめ』(講談社)、『直観で学ぶ数学』(岩波書店)、『未曾有と想定外』(講談社現代新書)他多数。
著:安部 誠治
東京電力事故福島原子力発電所における事故調査・検証委員会 元技術顧問
関西大学社会安全学部教授
1952年生まれ。大阪市立大学大学院博士課程中退。大阪市立大学商学部助教授などを経て、現職。専門は公益事業論と交通政策論。運輸安全委員会の業務改善有識者会議の座長などを務める。著書に『新幹線が危ない』(世界書院)など。
著:淵上 正朗
東京電力事故福島原子力発電所における事故調査・検証委員会 元技術顧問
(株)小松製作所 顧問、東京大学非常勤講師、工学博士
1949年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。小松製作所取締役専務執行役員を経て現職。専門は建設機械、鋳造機械、産業ロボット。著書(共著)に本書の姉妹書にあたる『福島原発で何が起こったか 政府事故調技術解説』(日刊工業新聞社)など。

ISBN:9784062182973
出版社:講談社
判型:A5
ページ数:207ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2013年04月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:THY