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世の中への扉

おどろきのスズメバチ

著:中村 雅雄

紙版

内容紹介

昆虫の生態系のトップに君臨するスズメバチ。近年は都市部にも巣をつくり、人を襲うおそろしい「害虫」として悪名高い存在です。しかし、彼女たちの立場から人間や環境を見てみると、いちがいに害虫と決めつけられないことに気づかされます。たくみな巣作り。数百頭もの巨大なファミリー。働きバチのあざやかなハンティング。女王バチと働きバチ、幼虫たちの不思議な関係。そこには、人間社会にも通じる精妙な自然の営みがあります


 昆虫の生態系のトップに君臨するスズメバチ。近年は都市部にも巣をつくり、人を襲うおそろしい「害虫」として悪名高い存在です。しかし、彼女たちの立場から人間や環境を見てみると、いちがいに害虫と決めつけられないことに気づかされます。
 たくみな巣作り。数百頭もの巨大なファミリー。働きバチのあざやかなハンティング。女王バチと働きバチ、幼虫たちの不思議な関係。そこには、人間社会にも通じる精妙な自然の営みがあります。
 40年以上、スズメバチを研究し続けてきた著者の目を通して、意外と知られていないスズメバチの生態、自然のすばらしさ、環境問題、人間とスズメバチの関わりを伝えます。この一冊で、スズメバチ博士になれるだけでなく、身近な自然に思いをはせる想像力を養います。

著者略歴

著:中村 雅雄
スズメバチ研究者。日本昆虫学会会員。日本応用動物昆虫学会会員。「カーリットの森」を守る会代表。
1948年東京都足立区に生まれる。幼少時より昆虫に興味を持ち、中学時代にスズメバチに刺されたのがきっかけで、スズメバチに強くひかれるようになる。1970年、神奈川県川崎市の小学校教員となる。その頃から、スズメバチの本格的な研究をはじめ、いまに至る。スズメバチを主人公に描いた百田尚樹氏の小説『風の中のマリア』にも、スズメバチの生態やエピソードなどを提供している。著書は『スズメバチ――都会進出と生き残り戦略』(八坂書房)、『スズメバチの逆襲』(新日本出版社)、『スズメバチのしゅうげき』(大日本図書)、『虫〈自然〉は友だち』(新日本出版社)など。

ISBN:9784062182881
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:158ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2013年06月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSVA2