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「超日本」宣言─わが政権構想

著:河野 太郎

紙版

内容紹介

「異端児」河野太郎は、自民党もこれまでの日本も超えてゆこうと本気です。もう総理になって変えるしかない! これがその政策です!

●わかりやすい政治を国民に取り戻す。これが私が実現する政治です。それは一言でいえば……「超日本」ということになると思います。
戦前のわが国の多くの人びとは近代化を進めると同時に、石橋湛山などの一部の例外を除いて「大日本」を目指してひた走 り、ついには無謀な大戦争を引き起こして国家を瓦解させてしまいました。その反省に立った私たちの先輩たちは「新日本」を築くべく必死に働き、世界を驚かせる復興をなしとげたわけですが、いま私たちはそれを超えた新しい地平を切り拓くべきところにきているのではないでしょうか。
「超」という漢字には“乗り越える”“克服する”“その先へ行く”といった動詞的意味があります。英語だとsupersedeでしょうか。これまでの日本を改造するのではなく乗り越えてゆく勇気、浮き足立って「脱日本」などとは言わぬ気概が必要です。
いっぽうで「超」には“極度の”“最高の”“かけ離れた”といった接頭辞の役割、英語でいうsuperの意味があります。この場合、「日本らしさを極めつくして世界をリードする」という方向性が見えてくるではありませんか。
大日本から新日本、そして超日本へ……。以下、六章にわたって私の考えを記します。(「はじめに」より)

目次

 はじめに
 第一章 経済成長のためになすべきこと
 第二章 ほんとうに安心できる社会保障制度とは
 第三章 強い農業、食の安全
 第四章 三・一一後のエネルギー政策
 第五章 国際政治のプレイヤーとして何が必要か
 第六章 公平な能力主義に基づく教育
 むすびに

著者略歴

著:河野 太郎
こうの・たろう 1963年生まれ。衆議院議員。当選5回(2012年7月現在)。1981年、慶応義塾大学経済学部入学。1982年、ジョージタウン大学入学、比較政治学専攻。1983年カリフォルニア州選出クランストン上院議員(民主党)の大統領選対に参加。1984年アラバマ州選出シェルビー下院議員(民主党)議会事務所でインターンをつとめ、同年、ポーランド中央計画統計大学留学。1985年、ジョージタウン大学卒業。1986年、富士ゼロックス株式会社入社。1991年、富士ゼロックスアジアパシフィック設立と同時にシンガポール赴任。1993年、日本端子株式会社入社。1996年、第41回衆議院総選挙で初当選。2002年、総務大臣政務官に就任。また同年、生体肝移植のドナーとなり父・河野洋平(元衆議院議長)に肝臓を移植する。2004年、議員立法で消費者基本法案、特定船舶入港禁止法案を成立させ、同年、第9代自民党神奈川県連会長に就任。2005年、法務副大臣に就任。2008年、衆議院外務委員長就任。2009年、議員立法で臓器移植法改正を実現させる。また同年の自由民主党総裁選挙に立候補して次点となる。

ISBN:9784062177177
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:290ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2012年08月
発売日:2012年08月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP