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量子の社会哲学

革命は過去を救うと猫が言う

著:大澤 真幸

紙版

内容紹介

全知の神から無知の神へ!!
量子力学と社会思想のミッシング・リンクを解く!
20世紀認識革命とは何か?――第2の科学革命(相対性理論、量子力学)と、探偵小説、精神分析、キリスト教、キュビスム、レーニン、シュミット、そして革命などの、見えない協働関係、同時代性とは……。壮大なスケールで、現代社会を生んだあらゆる“知の大転換”を描き尽くす大澤社会学の新境地。

ところで、この量子力学が、同時に、政治的な含意や倫理学的な意味をもっていると主張したら、人はいささか驚くであろう。量子力学は、政治的なイデオロギーや倫理的な価値とはまったく独立した、高度に抽象的で浮世離れした物理学の基礎理論なのだから。しかし、私は、本書で、量子力学が、現代社会を理解し、未来社会を構想するための基本的な指針を与えるような、政治的・倫理的な含意を宿していることを示してみよう。――<「まえがき」より>

ISBN:9784062165570
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:362ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2010年10月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB