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「修(なお)」しながら「行(すす)」むから修行という

著:大谷 徹奘

紙版

内容紹介

私たちは、混迷・停滞・閉塞感のつづく「現代」をいかに生きていけばよいのか。今がよければそれでいいはずがない。過去に学び、未来を思ってこそ、その中間にある「今」=「中今(なかいま)」の生き方が見えてくる。他人からは想像もつかないようなさまざまな悩みや迷いを抱えているすべての現代人へ、仏様の教え・先人の教えや未来の希望へ思いを馳せながら、悩みと迷いをときほぐし、今の生き方をやさしく説く。


話しの面白さ・わかりやすさとキャラクターで、奈良・薬師寺で一番人気の僧侶の書き下ろし法話。
私たちは、今のこの混迷・停滞・閉塞感のつづく「現代」をいかに生きていけばよいのか。今がよければそれでいいはずがありません。過去に学び、未来を思ってこそ、その中間にある「今」=「中今(なかいま)」の生き方が見えてくるのです。
日本中を法話会やセミナーで駆け回る著者が常に感じて憂いているのは、いまや世代や性別、職業、社会的地位などにかかわらず、現代の人たちは一人ひとりが、他人からは想像もつかないようなじつにさまざまな悩みや迷いを抱えきれぬほど抱えているということ。しかも、先の東日本大震災で甚大なダメージを受けた「今」は、その深さ重さもなおさらです。
そこで、社会の中核を担う世代の一人である著者が、仏様の教え、先人の教え、未来への希望に思いを馳せながら、現代人の悩みと迷いの本質を説き、読んだ人に示唆と元気をあたえる一冊です。
重々しかったり難解な講義をするわけではなく、その話しはユーモアたっぷりで難しい専門語も使わないやさしいわかりやすいものなので、世代や立場を超越して老若男女誰にでも響く不思議な魅力をにあふれています。「現代(中今)」を生きるすべての人たちへ、リアルな悩みをときほぐす、導きと愛情と示唆に満ちています。

目次

第一章 「中今」という見方、考え方
第二章 仏教と修行
第三章 「法句経」に学ぶ
第四章 三十年の修行で学んだ生き方
第五章 敬上──先人の言葉に学ぶ
第六章 慈下──未来のために自分の命を使う
第七章 徹奘流 「無我」と「無常」──現代に生かす仏教を求めて

著者略歴

著:大谷 徹奘
奈良・薬師寺執事。1963年、東京・深川生まれ。17歳で薬師寺の故・高田好胤管長に師事し、薬師寺僧侶となる。龍谷大学文学部仏教学科卒業後、同・大学院修士課程修了。日本全国を駆け回り、年間数百回の法話会をこなす。そのよく通る声と話の面白さとキャラクターで老若男女に親しまれ、薬師寺一番人気の僧侶。
著書:『自分で選んだ道なのに』、『こころの薬』(以上、イーストプレス)、『「愛情説法」走る!』(NHK新書)『愛蔵版「愛情説法」走る!』(NHK出版)など多数。

ISBN:9784062153874
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:175ページ
定価:1429円(本体)
発行年月日:2013年02月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB