やがて哀しき外国語
著:村上 春樹
紙版
内容紹介
村上春樹の魅力の世界
プリンストン通信久々の長篇エッセイ アメリカより愛をこめて
僕はもうとてもとても「男の子」と呼ばれるような年齢ではないけれど、それでも「男の子」という言葉には、いまだに不思議に心引かれるものがある。……(中略)……「お前にとって〈男の子〉のイメージとは具体的にどういうものであるか」という風に質問していただけるなら、僕の回答は簡潔かつ明瞭なものになる。箇条書きにすると、(1)運動靴を履いて(2)月に1度(美容室でなく)床屋に行って(3)いちいち言い訳をしない。これが僕にとっての〈男の子〉のイメージである。簡単でしょう。──(本文より)
ISBN:9784062068000
。出版社:講談社
。判型:4-6変
。ページ数:284ページ
。定価:1359円(本体)
。発行年月日:1994年。