出版社を探す

講談社文芸文庫

ちぎれ雲

現代日本のエッセイ

著:幸田 文

紙版

内容紹介

「おれが死んだら死んだとだけ思え、念仏一遍それで終る」死の惨さ厳しさに徹し、言葉を押さえて話す病床の父と露伴。16歳の折りに炊事一切をやれと命じた厳しい躾の露伴を初めて書いた、処女作品「雑記」、その死をみとった「終焉」、その他「旅をおもう」「父の七回忌に」「紙」等22篇。娘の眼で明治の文豪露伴を回想した著者最初期の随筆集。

目次

●雑記
●終焉
●すがの
 他

ISBN:9784061962149
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:196ページ
定価:1100円(本体)
発行年月日:1993年