講談社ノベルス
禁涙境事件
Some Tragedies of No-Tear Land
著:上遠野 浩平
紙版
内容紹介
涙。――それは誰もが流すもの。たとえ禁じられても、こらえきれず溢れるもの。魔導戦争の隙間にあるその非武装地帯には、見せ掛けと偽りの享楽と笑顔の陰でいつも血塗れの陰惨な事件がつきまとう。積み重ねられし数十年の悲劇の果てに訪れた大破局に、大地は裂け、街は震撼し、人々は喪った夢を想う……そしてすべてが終わったはずの廃墟にやってくる仮面の男がもたらす残酷な真実は、過去への鉄槌か、未来への命綱か?
仮面の戦地調停士の過去がついに明かされる――!?
上遠野浩平×金子一馬、極上のMYSTERY×FANTASY!
涙。――それは誰もが流すもの。たとえ禁じられても、こらえきれず溢れるもの……
魔導戦争の隙間にあるその非武装地帯には、見せ掛けと偽りの享楽と笑顔の陰でいつも血塗れの陰惨な事件がつきまとう。積み重ねられし数十年の悲劇の果てに訪れた大破局に、大地は裂け、街は震撼し、人々は喪った夢を想う……そしてすべてが終わったはずの廃墟にやってくる仮面の男がもたらす残酷な真実は、過去への鉄槌か、未来への命綱か……?
目次
序 章 禁涙境の最期
第一章 希望街の殺人
第二章 幸運街の惨劇
第三章 無用街の抗争
第四章 月光祭の怪人
第五章 天秤塔の下で
終 章 禁涙境の黎明