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講談社学術文庫

中世ヨーロッパの都市の生活

著:ジョゼフ・ギース
著:フランシス・ギース
訳:青島 淑子

紙版

内容紹介

賑わうシャンパーニュの大市
今も変わらぬ主婦の生活
1250年、トロワを描く

中世、城壁が築かれ、都市があちこちで誕生した。
異民族の侵寇や農業・商業の発達はそれに拍車をかけた。1250年、シャンパーニュ伯領の中心都市、トロワ。そこに住む人々はどのような生活を送っていたのか。主婦や子供たちの1日、結婚や葬儀、教会や学校の役割、医療や市(いち)の様子などを豊富なエピソードを盛り込み描く。活気に満ち繁栄した中世都市の実像が生き生きと蘇る。

西ヨーロッパにおいて、現在へとつながる都市が成立したのは、中世のことである。1250年には、古代から栄えた地中海沿岸地域だけでなく、北西ヨーロッパにおいても都市は活気に満ち、繁栄していた。本書では、この時期に新たに花開いた都市の一つであるトロワを選び、13世紀の折り返し点、1250年におけるトロワの人々の生活を追ってみようと思う。――<本書「プロローグ」より>

ISBN:9784061597761
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:328ページ
定価:1100円(本体)
発行年月日:2006年08月
発売日:2006年08月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1DDF