講談社学術文庫
能・文楽・歌舞伎
著:ドナルド・キ-ン
訳:吉田 健一
訳:松宮 史朗
紙版
内容紹介
厳粛の中で神秘的幽玄の美が醸し出される能。人形に不思議な生命(いのち)を吹き込み演じる文楽。華麗な色彩と響きと演技が繰り広げられる歌舞伎。少年期に演劇の擒(とりこ)になって以来、70年。日本人以上に日本文化に通暁するキーン博士が世界に比類のない日本の伝統芸能について、その歴史と魅力と醍醐味とを存分に語り尽くす。
目次
●第1部 能
第1章 能のよろこび
第2章 能と狂言の歴史
第3章 文学としての能と狂言
第4章 演技の背景
第5章 能と音楽と舞い
第6章 能舞台と舞台装置
●第2部 文楽
第1章 文楽の味
第2章 文楽の歴史
第3章 脚本と太夫
第4章 三味線弾き
第5章 人形と人形遣い
第6章 文楽の身振り
●第3部 歌舞伎と日本の演劇
第1章 歌舞伎
第2章 日本の演劇
第3章 近松と私