講談社学術文庫
神々の国の首都
著:小泉 八雲
編:平川 祐弘
紙版
内容紹介
「人も物もみな、神秘をたたえた、小さな妖精の国」と日本を初めて訪れた八雲は、感嘆の声をあげた。出雲の松江という「神々の国の首都」での彼の見聞記は、人々の日常生活の中に分け入って、深くその心を汲みとろうという姿勢で貫かれ、みずみずしい感動と相まって、見事な文学作品にまで昇華されている。旧(ふる)い日本と新しい日本が交錯する明治20年代の風物や風習、人々の姿を鮮やかに描いた名著。
目次
・東洋の土を踏んだ日
・地蔵
・盆踊り
・神々の国の首都
・杵築(きづき)
・加賀(かか)の潜戸(くけど)
・美保関にて
・心中
・八重垣神社
・狐
・日本の庭で
・家庭の祭屋
・さようなら
ISBN:9784061589483
。出版社:講談社
。判型:文庫
。ページ数:396ページ
。定価:1360円(本体)
。発行年月日:1990年。