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星海社新書

知中論

理不尽な国の7つの論理

著:安田 峰俊

紙版

内容紹介

内在論理を知れば中国は怖くない──反中・嫌中の先へ
尖閣諸島への露骨な野心、反日デモにおける破壊行為、言論統制や少数民族の弾圧─。日本人の目から見た中国は、理不尽で横暴、人権も民主主義も認めない「悪い国」にほかなりません。しかし、中国を論じる視点を彼らが「バカ」で「悪」であることだけに求め、感情的な反中・嫌中に走るのは得策でしょうか? 中国には中国なりのそうならざるを得なかった事情もあるのではないか?本書ではそんな視点から、日中間に横たわる諸問題の背景にある文脈を丁寧に解きほぐしていきます。日本にとって中国は、二〇〇〇年近い交流と対峙の歴史を持つ隣国です。いま最も必要なのは、蔑視も理想論も捨ててリアルな中国と向き合う態度なのです。
中国人漫画・孫向文による漫画『中国のヤバくない日常』を併録!

著者略歴

著:安田 峰俊
ノンフィクション作家。1982年滋賀県生まれ。立命館大学文学部卒業後、広島大学大学院文学研究科修了。当時の専攻は中国近現代史。一般企業勤務を経た後、運営していた中国関連のブログが注目され、見出されて文筆の道に。著書に『中国人の本音』(講談社)、『独裁者の教養』(星海社新書)、『中国・電脳大国の嘘』(文藝春秋)、『和僑』(角川書店)など。週刊誌・月刊誌への寄稿を続けつつ、多摩大学経営情報学部で「現代中国入門」と中国語の講師も務めるなど幅広く活躍中。Twitterアカウントは@dongyingwenren

ISBN:9784061385580
出版社:星海社
判型:新書
ページ数:232ページ
定価:840円(本体)
発行年月日:2014年09月
発売日:2014年09月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB