むしろ、考える家事
著:山崎 ナオコーラ
紙版
内容紹介
「家事はもくもくと手を動かし続け、「時短」や「効率良く」を考えながらやるもの、さっさと済ませて次の時間へ行きたい。」そういうふうに家事時間をマイナスなものとしてとらえると、その時間がもったいないではないか! そう気づいた山崎ナオコーラさんは、家事時間をむしろプラスなものと捉えて、楽しい考えごとに使うことに。料理、掃除、洗濯、子育て……日常の家事の時間に考えたことを綴る、新しい視点のエッセイ。
目次
きっかけ/皿洗いでアイデアを出す/料理はパズル/物を増やして、複雑な暮らしを/ポイントを貯めない/洗濯と日向ぼっこ/ローリングストック/家事を「教える」/つくろいもので癒される/レシピを「読む」/レシピを暗記する/世の中をただよう「ぼんやりしたレシピ」を見つける/指示のみで動く/オンとオフについて/家事をしている間も生きている/「基本」の概念/ミシンの祈り/自分が食べたいものを作る/言語芸術としてのレシピ/子どもの爪切り/図鑑読み/家の中、頭の中/エコではない手伝い/「アート」と「ゴミ」の境目/挨拶スキルが上がる/声を低くする/消えない家事/家事と報酬/「おばさん」大活躍/学校の「掃除の時間」/作業用BGM/梅仕事/のりカレー/ホモ・サピエンスと想像力/家事とは何か?