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句集 飛英

著:片山 由美子

紙版

内容紹介

私のなかでは漠然と、死は生の終りにあるものだったが、チベットやインドの人々の死生観に触れ、生や命ということをあらためて考えるようになった。俳句でことさら思想や信条を述べるつもりはないが、こうした旅の体験が作品の根底にある。
若いときには大見得を切るような俳句を作ろうとしたこともあるが、今ではむしろ、対象の切り取り方や季語の本意の拡大など、一句一句でささやかな試みをしているだけである。(あとがきより)

著者略歴

著:片山 由美子
1952年千葉県生まれ。上野学園大学ピアノ科卒。「香雨」主宰。1979年、鷹羽狩行に師事し作句開始。1980年、「狩」入会。1990年、「一夜」で第5回俳句研究賞受賞。1994年、「現代俳句との対話」で第8回俳人協会評論賞新人賞受賞。2013年、『香雨』で第52回俳人協会新人賞受賞。句集『雨の歌』『天弓』『風待月』、評論集『現代俳句との対話』など。現在、毎日俳壇選者、蛇笏賞選考委員。

ISBN:9784048843102
出版社:KADOKAWA
判型:4-6
ページ数:220ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2019年09月
発売日:2019年09月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ