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前だけを見る力 失明危機に陥った僕が世界一に挑む理由

著:松本 光平
著:宇都宮 徹壱

紙版

内容紹介

真のポジティブシンキングの持ち主、そのGRIT「やり抜く力」とは?

2019年FIFAクラブワールドカップに出場を果たしたサッカー選手、松本光平。
トレーニング中の事故で失明の危機に直面するも
「再びクラブワールドカップの舞台に立つ」ため動き始めた。

そしてついに、再びクラブワールドカップに出場できるところまできた。
鋼のようなメンタリティを持つ“決して諦めない男”が、そのルーツと決意を語り伝える。

足首骨折や肩脱臼など数々のケガに悩まされるも、本人はいたって前向きにサッカー人生を送る。
なんの確約もなく海外に渡って契約を勝ち取ったり、フィジー、NZなど辺境の地でプレーしたり、さまざまな武勇伝を持つ。

失明の危機を含め、松本光平がこれまで経験してきたものは、一般的に考えれば「困難」とも思えるものばかり。
しかし、その状況を超ポジティブとも言える姿勢や、鋼のメンタリティによってくぐり抜けてきた。
そんな松本の経験談、エピソードが詰まった、どんな困難な状況になっても「前を向こう」と思える力が漲る“パワースポット”的一冊。

〈目次〉
【第1章】突然、異国の地で光を失って
 〈解説〉ブラインドサッカーとロービジョンフットサル
【第2章】15歳での「禁断の移籍」
 〈解説〉関西サッカー界の育成事情
【第3章】チーム探しの日々
 〈解説〉プロ経験のない選手の海外移籍事情
【第4章】新天地での新たな目標
 〈解説〉知られざるオセアニアサッカー事情
【第5章】感慨なく終わった夢舞台
 〈解説〉クラブワールドカップとはどんな大会か?
【第6章】再び光あふれる舞台へ
 〈解説〉コロナ禍とクラブワールドカップ

目次

【はじめに】たとえ右目から光が失われても ~著者・松本光平からのごあいさつ
【プロローグ】コロナ禍以前も以後も、ブレない生き方 ~構成・宇都宮徹壱による前口上

【第1章】突然、異国の地で光を失って
 〈解説〉ブラインドサッカーとロービジョンフットサル
 《証言》落合啓士(松本山雅B.F.C.監督)

【第2章】15歳での「禁断の移籍」
 〈解説〉関西サッカー界の育成事情
 《証言》二宮博(バリュエンスホールディングス株式会社)

【第3章】チーム探しの日々
 〈解説〉プロ経験のない選手の海外移籍事情
 《証言》宮原継享(JAPAN AT UK Ltd. 最高執行責任者)

【第4章】新天地での新たな目標
 〈解説〉知られざるオセアニアサッカー事情
 《証言》北野強介(N-Field Ltd. 代表取締役)

【第5章】感慨なく終わった夢舞台
 〈解説〉クラブワールドカップとはどんな大会か?
 《証言》宮島一翔(ONE CLIP株式会社 代表取締役副社長)/稲谷将太(株式会社XANY 最高経営責任者)

【第6章】再び光あふれる舞台へ
 〈解説〉コロナ禍とクラブワールドカップ
 《証言》吉道公一朗(FC東京フィジカルコーチ)/三木良太(理学療法士/クレオボディスタジオ代表)

【エピローグ】松本光平の「しなやかなメンタリティ」 ~構成・宇都宮徹壱による後引口上
【おわりに】僕がクラブワールドカップを目指す理由 ~著者・松本光平からの感謝の言葉

著者略歴

著:松本 光平
1989年生まれ、大阪市出身。サイドバック。セレッソ大阪U-15、ガンバ大阪ユースを経て高校卒業後に渡英、2014年にニュージーランドのオークランド・シティFCで海外でのプロキャリアをスタート。2019年11月にニューカレドニアのヤンゲン・スポートに期限付き移籍し、オセアニア代表としてFIFAクラブワールドカップに出場。2020年5月にトレーニング中の不慮の事故で失明の危機に陥る。手術後は懸命なリハビリを続け、2020年12月に古巣であるオークランド・シティFC加入が決定。
著:宇都宮 徹壱
写真家・ノンフィクションライター。1966年生まれ。東京都出身。東京藝術大学大学院美術研究科修了後、テレビ制作会社勤務を経て、1997年に「写真家宣言」。以後、国内外で「文化としてのフットボール」を追いかける取材活動を展開。2010年『フットボールの犬 欧羅巴1999‐2009』でミズノスポーツライター賞大賞、2016年『サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ』でサッカー本大賞を授賞。現在、個人メディア『宇都宮徹壱WM(ウェブマガジン)』を配信中。

ISBN:9784046055781
出版社:KADOKAWA
判型:4-6
ページ数:208ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2022年01月
発売日:2022年01月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SF