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勝ち続ける「仕組み」をつくる 獺祭の口ぐせ

著:桜井 博志

紙版

内容紹介

日本酒業界はこの40年間で売上が3分の1に大激減した。しかし、その苦境の中、逆に売上を40倍にした驚くべき蔵元があった――。
それが山口県の山奥にある酒蔵・旭酒造。そして、旭酒造が手掛けるのが「獺祭」だ。いまや誰もが知る銘柄で、安倍総理がオバマ大統領へのプレゼントにしたことなどで大人気となっている。また、全国でも珍しい「大吟醸」しか生産しない蔵元として注目を浴びている。この礎をつくったのが三代目社長・桜井博志。
杜氏がいなくなる。県内で米が入らない。商品の名前「獺祭」が読めない。そもそも日本酒は売れない・・・。この「金なし、人なし、市場なし」の状況で桜井氏はなぜ現在の破竹の勢いを作り出せたのか?そこには「新しいものづくり」を目指した逆転の仕事哲学があった。
「経験と勘は言い逃れ」「業界がマイナスだったことがプラスに働く」「一生懸命は意味がない」「日和見生産が大事」「地元愛では経営してはいけない」「伝統よりお客様の評価が優先」「日本人だからこそ変わることができる」等々――日本酒市場だけでなく、現在の不況にあえぐサラリーマン、経営者にも響く。桜井氏の言葉から、お客様、市場、商品、社員、資金、といったビジネスに欠かせないテーマについて学べる1冊。

目次

PART1 獺祭をつくった口ぐせ
PART2 戦う経営者の口ぐせ
PART3 お客様から支持される口ぐせ
PART4 世界で戦うための口ぐせ
PART5 会社と社員を成長させる口ぐせ

著者略歴

著:桜井 博志
旭酒造会長。1950年山口県周東町生まれ。家業である旭酒造は、江戸時代の1770年創業。松山商科大学卒業後、西宮酒造(現日本盛)での修業を経て、76年に旭酒造に入社するも、酒造りの方向性をめぐって父と対立し退社。石材卸業会社を経営していたが、父の急逝を受け84年に家業に復帰。研究を重ねて純米大吟醸「獺祭」を開発。2017年にはパリに世界的な料理人ジョエル・ロブション氏と共同で獺祭が飲めるレストラン複合店舗「ダッサイ・パー・ジョエルロブション」を開店予定。著書に『逆境経営』(ダイヤモンド社)。

ISBN:9784046018441
出版社:KADOKAWA
判型:4-6
ページ数:244ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2017年05月
発売日:2017年05月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDCT