角川ソフィア文庫
与謝野晶子の源氏物語 下 宇治の姫君たち
著:与謝野 晶子
紙版
内容紹介
宇治に隠棲する八の宮から姫君姉妹を託された薫は、自分を拒み続けて亡くなった姉のあげまきを忘れることができなかった。そんな薫に妹の小姫は、あげまきに似た異母妹浮舟の存在を明かす。浮舟を見た薫は、心を揺さぶられるが、小姫の夫の匂宮もまた興味を抱き、積極的な行動を起こす。板ばさみに苦悩した浮舟はある決意をした。本巻には「早蕨」から「夢の浮橋」を収録。梶田半古の挿画入り。解説 神野藤昭夫
目次
早蕨
宿り木
東屋
浮舟
蜻蛉
手習
夢の浮橋
新訳源氏物語の後に 与謝野晶子
解説 神野藤昭夫