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角川ソフィア文庫

与謝野晶子の源氏物語 上 光源氏の栄華

著:与謝野 晶子

紙版

内容紹介

与謝野晶子によって初めて現代語訳された『源氏物語』。本書により難解といわれた『源氏物語』が国民の愛読書となった。恋物語としての面白さを濃縮して、恋愛小説として楽しめるのが最大の特徴。桐壺帝の皇子光源氏は幼い頃死別した母に似た藤壺の宮に恋心を抱いていた。山寺を訪れた光源氏は藤壺に生き写しの少女を目撃。僧都から素性を聞き出す――。本巻には「桐壺」から「行幸」を収録。梶田半古の挿画入り。

目次

序文  上田 敏

序文  森 林太郎(鴎外)

桐壺
帚木
空蝉
夕顔
若紫
末摘花
紅葉賀
花の宴
葵 
榊 
花散里
須磨
明石
澪標
蓬生
関屋
絵合
松風
薄雲
槿
乙女
玉鬘
初音
胡蝶
蛍 
常夏
篝火
野分
行幸

(中 六条院の四季)
藤袴/真木柱/梅枝/藤の裏葉/若菜 上/若菜 下/柏木/横笛/鈴虫/夕霧/御法/まぼろし/匂宮/紅梅/竹河/橋姫/椎本/総角

(下 宇治の姫君たち)
早蕨/宿り木/東屋/浮舟/蜻蛉/手習/夢の浮橋
新訳源氏物語の後に 与謝野晶子
解説  神野藤昭夫

著者略歴

著:与謝野 晶子
1878年大阪府堺市生まれ。大恋愛の末、与謝野鉄幹と結婚。処女歌集『みだれ髪』で一躍、情熱的な歌人として著名に。その後、小説、随筆、評論、童話、戯曲など多岐に渡り活躍。『源氏物語』は、幼少時代からの愛読書で、現代語訳も3度手掛けている。1942年没。

ISBN:9784044084011
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:464ページ
定価:840円(本体)
発行年月日:2008年04月
発売日:2008年04月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ