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角川ソフィア文庫

妹の力

著:柳田 国男

紙版

内容紹介

かつて女性は神秘の力を持つとされ、祭祀を取り仕切っていた。予言者となった妻、鬼になった妹、生贄にされた美女……女性たちは人々から何を託されていたのか。多くの民間伝承や神話などを検証。シャーマニズムの構造を明らかにし、日本人固有の心理を探る。
解説・五来重、藤井貞和

目次



妹の力
玉依彦の問題
玉依姫考
雷神信仰の変遷
日を招く話
松王健児の物語
人柱と松浦佐用媛
老女化石譚
念仏水由来
うつぼ舟の話
小野於通
稗田阿礼

解説  五来 重
新版解説  藤井貞和

著者略歴

著:柳田 国男
1875年7月31日兵庫県生まれ、1962年8月8日没。民俗学の基礎を築いた民俗学者。東京帝国大学法科大学卒業後、農商務省に勤務。以後、全国の農山村を歩きながら、民間の伝承や風俗を集め、膨大な著書を記す。

ISBN:9784044083168
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:368ページ
定価:840円(本体)
発行年月日:2013年07月
発売日:2013年07月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC