角川ソフィア文庫
十八史略
ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
著:竹内 弘行
紙版
内容紹介
歴代18種類の史書から編まれた『十八史略』。本書では、伝説の聖人の時代に始まり、春秋戦国を経て中国統一へと向かう時代に焦点をあてる。美女妲己とともに暴虐を尽くした殷の紂王、才知で函谷関を突破し「鶏鳴狗盗」の故事を生んだ孟嘗君、秦の始皇帝の出生からその死。小説やビジネス書の題材としても読み継がれてきた古典の名著からは、ドラマチックな人間模様が見えてくる。紀元前の中国史がわかった気になる入門書!
目次
はじめに
解説
第一章 聖人の時代
[一]黄帝 指南車を作る
[二]黄帝 華胥の国に遊ぶ
[三]尭 鼓腹撃壌
[四]尭 舜を天に薦む
[五]舜 南風の詩を歌って天下治まる
[六]禹 外に居ること十三年、家門を過ぐるも入らず
第二章 聖君から暴君へ
[一]夏の桀王 一鼓して牛飲する者三千人
[二]殷の湯王 命を用いざる者は、吾が網に入れ
[三]殷の紂王 妲己、炮烙の刑といい、淫虐はなはだし
[四]周の武王 暴を以て暴に易え、其の非を知らず
[五]周の幽王 褒ジ、笑うを好まず
第三章 争覇の時代
[一]宋の興亡 宋襄の仁
[二]斉の興亡 管仲と晏子
[三]魯の興亡 孔子と老子
[四]田氏斉の興亡 馬陵の戦いと鶏鳴狗盗
第四章 統一の時代
[一]始皇帝の出生 此れ奇貨なり。居くべし
[二]客卿李斯 泰山は土壌を譲らず
[三]天下統一 天下を分かちて三十六郡となす
[四]天下巡幸 秦を亡ぼす者は胡ならん
[五]焚書坑儒 吏を以て師と為せ
[六]始皇帝の死 祖竜死なん
コラム
十干十二支
中国の竜
中国人の名前
二人の孫子
封建制