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角川ソフィア文庫

万葉集の心を読む

著:上野 誠

紙版

内容紹介

新元号「令和」決定!
『万葉集』1200年目のベストセラーに。

今を生きる私たちにとって万葉集の魅力とは。最新の万葉研究を背景に信仰・都市・女性・家族など古代と現代を繋ぐ13の視点から有名な万葉歌を読解。読んで学び、感じて味わう、現代人のための万葉集入門!
いにしえびとの声、飛鳥・万葉の和歌。その歌々が、今を生きる私たちに語りかけてくるものとは―。家族と愛情、笑いと宴席、女性と労働、都市と神々など様々なテーマのもと、現代に通じる「暮らしの声」にあふれた歌を多数紹介。男女の慕情とかけひき、風流な都の文化、いにしえからの日本人の自然観を生き生きと伝える万葉歌の世界を、最新の研究を背景に深く学び、味わい、愉しむ。時を超えて万葉びとと対話する、「体感する万葉集」!

目次

はじめに
学びて、思わざれば……
今、『万葉集』を読むということ
万葉びととの対話
輪をつないで鎖を作るように語る

第一章 現在と都市
第二章 都市と神々
第三章 神々と女性
第四章 女性と労働
第五章 労働と家族
第六章 家族と愛情
第七章 愛情と怨恨
第八章 怨恨と揶揄
第九章 揶揄と笑い
第十章 笑いと宴席
第十一章 宴席と庭園
第十二章 庭園と愉楽
第十三章 愉楽と現在

おわりに

引用・参考文献
本書を読むための関係年表

著者略歴

著:上野 誠
1960年、福岡県朝倉市生まれ。國學院大學文学部日本文学科教授(特別専任)。奈良大学名誉教授。万葉文化論専攻。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学、愛知学院大学)。著書に『古代日本の文芸空間‐万葉挽歌と葬送儀礼』(雄山閣出版)、『芸能伝承の民俗誌的研究‐カタとココロを伝えるくふう』(世界思想社)、『折口信夫 魂の古代学』『はじめて楽しむ万葉集』(角川ソフィア文庫)、『折口信夫的思考‐越境する民俗学者』(青土社)など多数。NHK「100de名著」、折口信夫「古代研究」講師。

ISBN:9784044054083
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:240ページ
定価:760円(本体)
発行年月日:2013年11月
発売日:2013年11月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ