角川ソフィア文庫
春雨物語 現代語訳付き
著:上田 秋成
訳:井上 泰至
紙版
内容紹介
古今に材を求めた秋成の短編集を、わかりやすい現代語訳と読みやすい原文で深く味わう――。平城天皇を乱に巻き込み、挙げ句敗れて自刃した愛人薬子の血は飛び散り、乾かないという怪異を描く『血かたびら』、妹の結婚を相手の父に潰された兄の狂気と愛情に迫る『死しに首くびの咲え顔がお』、不幸にも敵かたきと枕を並べてしまった遊女は思いつめ、法然上人の下に向かう『宮木が塚』、大罪を犯した男の、晩年の驚きの末路を描く『はんかい』等ユニークな全10編。
目次
凡例
(序)
◇現代語訳
◆校注本文
血かたびら
◇現代語訳
◆校注本文
天津処女
◇現代語訳
◆校注本文
海賊
◇現代語訳
◆校注本文
二世の縁
◇現代語訳
◆校注本文
目ひとつの神
◇現代語訳
◆校注本文
死首の咲顔
◇現代語訳
◆校注本文
捨石丸
◇現代語訳
◆校注本文
宮木が塚
◇現代語訳
◆校注本文
歌のほまれ
◇現代語訳
◆校注本文
樊カイ 上
◇現代語訳
◆校注本文
樊カイ 下
◇現代語訳
◆校注本文
補注
解説
上田秋成略年譜