角川ソフィア文庫
川端茅舎全句集
著:川端 茅舎
紙版
内容紹介
「金剛の露ひとつぶや石の上」 「約束の寒の土筆を煮て下さい」師である高浜虚子から「花鳥諷詠真骨頂漢」の称を受け、「茅舎浄土」「露の茅舎」と冠された早逝の俳人。同じく虚子の愛弟子である松本たかしが、その句を「凄味」と評するほど、同時代の俳人が一目置く存在であった。生前の全句集に、虚子選の後期作品を網羅。散文「花鳥巡礼」「俳諧新涼」、自句自解、年譜、初 句・季語索引を付した決定版!
解説・松本たかし/宇多喜代子
目次
庭の花 高浜虚子
川端茅舎句集
華 厳
白 痴
華厳以後
解 説 松本たかし
年譜にかえて 深川正一郎
花鳥巡礼
俳諧新涼
自句自解
新解説「川端茅舎の凄味」 宇多喜代子
年 譜
初句索引
季語索引