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角川ソフィア文庫

川端茅舎全句集

著:川端 茅舎

紙版

内容紹介

「金剛の露ひとつぶや石の上」 「約束の寒の土筆を煮て下さい」師である高浜虚子から「花鳥諷詠真骨頂漢」の称を受け、「茅舎浄土」「露の茅舎」と冠された早逝の俳人。同じく虚子の愛弟子である松本たかしが、その句を「凄味」と評するほど、同時代の俳人が一目置く存在であった。生前の全句集に、虚子選の後期作品を網羅。散文「花鳥巡礼」「俳諧新涼」、自句自解、年譜、初 句・季語索引を付した決定版!
解説・松本たかし/宇多喜代子

目次

庭の花 高浜虚子
川端茅舎句集
華 厳
白 痴
華厳以後
解 説 松本たかし
年譜にかえて 深川正一郎
花鳥巡礼
俳諧新涼
自句自解
新解説「川端茅舎の凄味」 宇多喜代子
年 譜
初句索引
季語索引

著者略歴

著:川端 茅舎
(1897‐1941)俳人。本名信一(のぶかず)。東京日本橋生まれ。画家・川端龍子は異母兄。独協中学卒業後、洋画を志し岸田劉生に師事。かたわら1915年『ホトトギス』に初入選、高浜虚子に学び投句を続ける。31年、脊椎カリエスのため画業を断念し、以降10年にわたる病臥生活の中で俳句に没頭した。若くして宗教的雰囲気を求め、虚子から「花鳥諷詠真骨頂漢」という称を与えられ、「茅舎浄土」と評された。

ISBN:9784044006846
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:400ページ
定価:1080円(本体)
発行年月日:2022年01月
発売日:2022年01月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ