角川ソフィア文庫
方言漢字
著:笹原 宏之
紙版
内容紹介
漢字は日本全国共通と思ったら大間違い! 話し言葉に「方言」があるように、漢字にも「地域漢字」や「地域音訓」が存在する。各地の陸や海でとれる多様な産物、祭祀や地元の言葉でさえも訓読みに変えてきた日本人。個性豊かな漢字には、先人からのメッセージが込められている。中国生まれの漢字は、起伏に富んだ日本列島の地形や風土をどのように表現してきたのか、豊富な事例から解説。著者が撮影した看板などの写真も多数掲載。
目次
第一章 漢字と風土──漢字の使用地域とそこに暮らす人々
第二章 北海道・東北の漢字から
第三章 関東の漢字から
第四章 中部の漢字から
第五章 近畿の漢字から
第六章 中国・四国の漢字から
第七章 九州・沖縄の漢字から
第八章 方言漢字のこれから