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角川文庫

検疫官

ウイルスを水際で食い止める女医の物語

著:小林 照幸

紙版

内容紹介

人や物が国境を絶え間なく行きかう国際社会では、感染症の伝播から安全と言える国はどこにも無い。
毎年発生する新感染症、新ウイルスの脅威……
ウイルスと闘い続ける最前線の攻防。その壮絶な闘いを描いた本格医学ノンフィクション!!

重要なことは、感染者を速やかに発見して適切な対応をし、感染症が蔓延するのを防ぐことだ。
日本人で初めてエボラ出血熱を間近に治療した医師、岩崎恵美子。
50歳を過ぎて熱帯医学を志し、安穏な医師生活を捨て去ってウガンダやインド、タイ、パラグアイなどで現場治療にあたる。
日本検疫史上初の女性検疫所長とまでなった彼女の、生物・化学テロ、感染症、ウイルスの脅威から日本を守ってきた活躍を大宅賞作家が描く。

【目次】
序章  新型インフルエンザ発生――注目された「仙台方式」
第一章 生物・化学テロ対策――ワールドカップ宮城大会の舞台裏
第二章 熱帯医学を極めた日々――崩れゆく顔
第三章 史上初の女性検疫所長の誕生――感染症を水際で防ぐ
第四章 アフリカ大陸――エボラ出血熱の現場へ
第五章 危機管理体制の構築――数々の脅威との戦い
第六章 SARS、新型インフルエンザの最前線に――「仙台方式」への模索
終章  新型インフルエンザ、日本上陸――「仙台方式」の確立
あとがき                       
文庫版あとがき
参考文献                       

目次

序章  新型インフルエンザ発生――注目された「仙台方式」

第一章 生物・化学テロ対策――ワールドカップ宮城大会の舞台裏

第二章 熱帯医学を極めた日々――崩れゆく顔

第三章 史上初の女性検疫所長の誕生――感染症を水際で防ぐ

第四章 アフリカ大陸――エボラ出血熱の現場へ

第五章 危機管理体制の構築――数々の脅威との戦い

第六章 SARS、新型インフルエンザの最前線に――「仙台方式」への模索

終章  新型インフルエンザ、日本上陸――「仙台方式」の確立

あとがき                       
文庫版あとがき
参考文献                       

著者略歴

著:小林 照幸
昭和43(1968)年、長野市生まれ。ノンフィクション作家。明治薬科大学在学中の平成4(1992)年、『毒蛇』(TBSブリタニカ・文春文庫)で第1回開高健賞奨励賞を受賞。平成11(1999)年、『朱鷺の遺言』(中央公論社・中公文庫)で、第30回大宅壮一ノン

ISBN:9784043943234
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:416ページ
定価:720円(本体)
発行年月日:2009年11月
発売日:2009年11月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MBN