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ミノタウロス現象

著:潮谷 験

紙版

内容紹介

近い将来、人類はこの怪物に駆逐されるのか。そんな世界で、不可能犯罪が起こった。

目の前には三メートル超えの怪物、背後には震える少年。好感度を何よりも重視する史上最年少市長・利根川翼は、人生最大のピンチに陥っていた。だが、その危機からの脱出直後、「異様な死体」が発見される――。容疑者の一人になってしまった翼は、自身の疑惑を晴らすために謎解きを始める。『スイッチ 悪意の実験』『時空犯』で話題の新鋭が挑む、渾身の本格ミステリ。

〈著者・潮谷験さんからのメッセージ〉
 この現代に突然、ファンタジーに登場するような怪物が現れたら、社会はどんな風に変わるだろう? しかも一体や二体ではなく、とんでもない数だったら? そんな空想を膨らませて書き上げた作品です。楽しんでいただけましたら幸いです。

著者略歴

著:潮谷 験
1978年京都府生まれ。第63回メフィスト賞受賞。デビュー作『スイッチ 悪意の実験』が発売後即重版され、「王様のブランチ」で特集されるなどで話題となる。2作目の『時空犯』は「リアルサウンド認定2021年度国内ミステリーベスト10」で第1位に選出された。その他の著書に『エンドロール』『あらゆる薔薇のために』がある。

ISBN:9784041145944
出版社:KADOKAWA
判型:4-6変
ページ数:248ページ
定価:1950円(本体)
発行年月日:2024年02月
発売日:2024年02月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ