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角川文庫

最後の矜持 森村誠一傑作選

著:森村 誠一

紙版

内容紹介

警視庁捜査一課・棟居の後輩刑事が殺された。非番中コンビニ強盗に遭遇し、店員を守るため凶刃に倒れたのだ。彼の死は世間の同情を集め一般市民も通夜に訪れる中、滂沱の涙を流す女性がいた。彼女の正体を追った棟居は、事件の悲しい顛末を知る(「後朝の通夜」)。
ある者は魔が差したせいで、ある者は確固たる信念によって、追いつめられた人々の心情に迫るミステリーに、書籍初収録の幻の短編「青春の遺骨」を加えた珠玉の6編。

目次

音の架け橋
殺意を運ぶ鞄
後朝の通夜
ラストシーン
余命の正義
青春の遺骨

解説 山前譲

著者略歴

著:森村 誠一
1933年熊谷市生まれ。青山学院大卒。十年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、角川小説賞、吉川英治文学賞を受賞。推理小説のほか、歴史小説や俳句などのジャンルにも創作のフィールドを拡げている。

ISBN:9784041135570
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:304ページ
定価:740円(本体)
発行年月日:2023年05月
発売日:2023年05月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ