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角川文庫

三年長屋

著:梶 よう子

紙版

内容紹介

ゆえあって藩を致仕した左平次は、不慮の事故で最愛の娘を失ってしまう。悲しみに暮れる左平次は、訳ありの老女の導きで長屋の大家を始めた。入居したのは、三年暮らせば願いが叶うと噂される山伏町の「三年長屋」だった。はじめは「お武家様」と軽んじられる左平次だったが、持ち前のお節介さを武器に、住人たちとの間に強い絆を築いていく。頼りになる大家と、くせ者住人たちとの心温まる関わりを描く、笑って泣ける人情小説。

目次

第一章 差し出口
第二章 代替わり
第三章 赤子
第四章 約束
第五章 両国の夢
第六章 町入能
第七章 河童 

解説 細谷正充

著者略歴

著:梶 よう子
東京生まれ。フリーランスライターの傍ら小説執筆を開始、2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞を受賞。08年には『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、単行本デビューする。以後、時代小説の旗手として多くの読者の支持を得る。15年刊行の『ヨイ豊』で直木賞候補となり注目を集める。近著に『葵の月』『五弁の秋花』『北斎まんだら』など。

ISBN:9784041133095
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:416ページ
定価:860円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年02月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ