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百鬼園事件帖

著:三上 延

紙版

内容紹介

舞台は昭和初頭の神楽坂。影の薄さに悩む大学生・甘木は、行きつけのカフェーで偏屈教授の内田榮造先生と親しくなる。何事にも妙なこだわりを持ち、屁理屈と借金の大名人である先生は、内田百間という作家でもあり、夏目漱石や芥川龍之介とも交流があったらしい。
先生と行動をともにするうち、甘木は徐々に常識では説明のつかない怪現象に巻き込まれるようになる。持ち前の観察眼で颯爽と事件を解決していく先生だが、それには何か切実な目的があるようで……。
偏屈作家と平凡学生のコンビが、怪異と謎を解き明かす。

目次

第一話 背広
第二話 猫
第三話 竹杖
第四話 春の日

著者略歴

著:三上 延
1971年神奈川県生まれ。2002年に『ダーク・バイオレッツ』でデビュー。11年に発表した古書をめぐるミステリ『ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』が大ヒットし、12年には文庫初の本屋大賞ノミネートを果たすなど大きな話題に。同シリーズは第1シリーズ「栞子編」完結後、18年より第2シリーズの「扉子編」が刊行されている。他の著書に、『江ノ島西浦写真館』『同潤会代官山アパートメント』などがある。

ISBN:9784041131862
出版社:KADOKAWA
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ