角川文庫
虚談
著:京極 夏彦
紙版
内容紹介
元デザイナーで小説家の「僕」は、知人友人からよく相談を受ける。
「ナッちゃんはそういうの駄目な口やろ」と笑いながら、デザイン学校時代の齢上の同輩、御木さんは奇妙な話を始めた。
13歳のとき山崩れで死んだ妹が、齢老い、中学の制服を着て、仕事先と自宅に現れたというのだ。
だが彼の話は、僕の記憶と食い違っていた……(「クラス」)。
家に潜む【誰か】。祀られたキンゴロー様。夢の中の殺人――。
この現実と価値観を揺るがす連作集。
<解説 和嶋慎治(人間椅子)>
目次
レシピ
ちくら
ベンチ
クラス
キイロ
シノビ
ムエン
ハウス
リアル
コード bonustrack
解説 和嶋慎治(人間椅子)