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角川文庫

猟犬の國

著:芝村 裕吏

紙版

内容紹介

「何事もないのが一番いい。そのためならどんなこともする」

日本の誇る情報機関。
その組織には、名前すらない――。
ただ、便宜上「イトウ家」と呼ばれる。
平和にまどろむ日本が一日も長く続くように戦う無名の戦士、いや猟犬たち。
今日も情報と軽武装を頼りに、国内外の”邪魔者”を騙し、操り、脅し、殺す。
「好き好んでこんなことをしてると思うなよ、ニッポン人」
日本人でもないのに、猟犬に不本意ながらなった男がいた。――良心をすり減らして生きてきた男の今日の仕事は?

軍事小説の新境地を拓いた著者が贈る、最もリアルなスパイアクション!!

目次

第一話 日常

第二話 “親子”

第三話 調停

第四話 教育

第五話 狩猟

解説 北上次郎

著者略歴

著:芝村 裕吏
作家、漫画原作者、ゲームデザイナー。小説の代表作に、ミリタリー小説の新たな形を拓いた「マージナル・オペレーション」シリーズがあり、同作は「アフタヌーン」でコミカライズが連載中。近年は多くの漫画原作も手掛けている。本書の続刊『猟犬の旗』の他、『遙か凍土のカナン』、『この空のまもり』『宇宙人相場』など著書多数。ミリタリー、スパイだけでなく、SF、ファンタジーはじめ多くの分野で執筆している。

ISBN:9784041076484
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:336ページ
定価:760円(本体)
発行年月日:2019年05月
発売日:2019年05月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ