出版社を探す

明治ガールズ 富岡製糸場で青春を

著:藤井 清美

紙版

内容紹介

明治6年。
松代藩の中級武士だった横田家の娘・英は、持ち込まれた縁談に困惑していた。
密かに胸にあるのは、幼馴染みで使用人の息子、幸次郎。けれど、身分違いの恋など許されない……。
一方、区長を務める英の父もまた、悩んでいた。
富岡にできるというフランス式の最新の製糸場に、区から工女を出さねばならないのに、誰も協力してくれない。
父の窮地が家族の話題にのぼったとき、縁談を断ろうとしていた英は、つい勢いで言ってしまう。
「わたし、富岡製糸場に参ろうと思います」

そして区長の娘が富岡に行く、という安心感から、瞬く間に、個性溢れる少女たちが集まって……。
初めての長旅と共同生活、フランス式製糸場にフランス人上司。初賃金とホームシック、そして恋……。
あの時代、あの場所に、青春があった。少女たちの瑞々しい青春記録。

著者略歴

著:藤井 清美
1971年生まれ。徳島県育ち。小説を読みふけり、宝塚歌劇に憧れる幼少期を送る。筑波大学で歴史学を専攻。大学在学中に劇団青年座文芸部に入団。以後、多数の舞台脚本、演出を手掛ける。2000年、日本テレビシナリオ登龍門優秀賞を受賞し、映像の世界にも活躍の場を広げる。主な連続ドラマ作品に「ハクバノ王子サマ」(13)、「タイムスパイラル」(14)、「相棒」シリーズ(14・15)、「恋愛時代」(15)など。映画脚本も「るろうに剣心」シリー ズ(12・14)をはじめ多数執筆。本書は初のオリジナル長編小説となる。

ISBN:9784041057261
出版社:KADOKAWA
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2017年06月
発売日:2017年06月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ