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角川新書

東京の敵

著:猪瀬 直樹

紙版

内容紹介

<辞任した僕が、今回、「東京の敵」をこうして発信することについて、いろいろ思う人は少なからずいるとは承知している。しかし、小池都政を後戻りさせるわけにはいかない。そのために僕が果たさなければならない使命がある。良くも悪くもいまは都政に関して多くの方が関心を持ってくれている時期だ。何が重要で、何が重要でないか、問題をファクト(事実)とロジック(論理)で考えていただければと思う。 (「はじめに」より)>

噴出する都政の問題。五輪は無事開催できるのか。新都知事は何と戦うべきなのか。副知事、そして都知事として長年都政に携わった作家が、東京という都市の特質を改めて描きつつ、現在の問題の本質を浮き彫りにする。

目次

はじめに
第1章 都議会の闇
第2章 東京五輪の迷走
第3章 小池都政の論点
第4章 メディアの責任
第5章 東京人の自覚
第6章 五輪後の日本像
解説 メディアの歴史をつくる者 佐々木紀彦(newspicks編集長)

著者略歴

著:猪瀬 直樹
作家。1946年長野県生まれ。87年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞。2002年6月小泉純一郎首相の下で道路公団民営化委員に就任。07年6月石原慎太郎東京都知事の下で副知事に就任。12年に東京都知事に就任、13年12月辞任。現在、日本文明研究所所長、大阪府市特別顧問。主著に『昭和16年夏の敗戦』『天皇の影法師』(以上、中公文庫)『道路の権力』『道路の決着』(以上、文春文庫)、『猪瀬直樹著作集 日本の近代』(全12巻、小学館)がある。近著に『民警』(扶桑社)。

ISBN:9784040821283
出版社:KADOKAWA
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2017年01月
発売日:2017年01月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPT