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角川新書

老いる東京

著:佐々木 信夫

紙版

内容紹介

空き家急増、3人に1人が高齢者の時代――。築地市場移転や五輪施設問題ばかり話題になるが、首都・東京の生活都市としての寿命は待ったなし。待機児童や高齢者対策に加え、建設から50年以上経つ道路や橋などインフラの劣化も進んでいる。東京への一極集中は限界で、“大都市は豊かだ”といわれた時代は終焉を迎えている。周縁部から限界集落化が始まるニュータウンなど、深刻化する東京の諸問題に、都政を長年見てきた著者が切り込む。

目次

第1章 なぜ“第3の東京論”なのか
第2章 人口減少による構造的な問題
第3章 東京の構造をどう変えるのか
第4章 老いる東京“少子高齢化”の罠
第5章 東京の働き方改革、人間福祉
第6章 劣化する東京の“都市インフラ”
第7章 ニュータウンの落日、再生
終章  これからの日本をどうする

著者略歴

著:佐々木 信夫
1948年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。法学博士。東京都庁企画審議室などに16年勤務。89年聖学院大学教授に転身、94年から中央大学教授、現在に至る。専門は行政学、地方自治論。慶應義塾大学、明治大学、日本大学各講師。政府の第31次地方制度調査会委員、日本学術会議会員、大阪府市特別顧問など兼任。著書に『東京の大問題!』『大都市行政とガバナンス』『都知事』『東京都政』『都庁』『地方議員の逆襲』『新たな「日本のかたち」』など多数。日本都市学会賞、NHK地域放送文化賞受賞。

ISBN:9784040820088
出版社:KADOKAWA
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2017年03月
発売日:2017年03月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB